ものづくりの秘訣は、“やわらか頭”と各部門の連携プレー

2019.4.10

製造部 部長 中村芳弘

圧倒的な生産能力で多品種大量生産を実現

生産能力4,000トン以上、対応品種1,000アイテム以上という多品種大量生産に対応できるのが信和の大きな強み。それを可能にしているのが、100台を超える溶接ロボットをはじめ、お客様のニーズに対して柔軟に対応できる生産設備です。お客様の要求を満たす品質を実現するのは当然のことで、「どれだけ早く、どれだけの量に対応できるか」が我々の腕の見せ所。生産計画の作成にあたっては、製造課や業務部の担当者と密に打ち合わせを行い、連携して進めています。各部門がしっかりと情報共有する仕組みがあるからこそ、突発的な受注や多品種生産、新製品開発にも臨機応変に対応することができます。

 

各部門とのタイムリーな連携が強みに

「連携」と一言でいえば簡単ですが、信和ではより効率的なものづくりのため、日常業務の中で連携できる場面が作られています。例えば、材料の調達を行う購買課は工場に席があるので、製造部門とはリアルタイムで情報共有ができ、必要な時に必要な量の材料を確実に調達することができます。製品設計を行う開発部と量産化のための設備設計を担う製造技術部においても、当然両部門の連携は欠かせません。次世代足場システム立ち上げの際は、あらゆる部材の設計が必要でしたから、製造技術部ではトータルで200以上の設備を作りました。両部門は同じフロアにありますから、「こんな加工はできるか」「この公差をクリアできるか」など、常に相談しながら知恵を出し合っています。

 

 

小さな改善を積み重ね、顧客の期待に応える

高い生産性を実現するには、日々の「改善」も不可欠。改善を行うには、過去の方法をゼロから考え直すくらいの切り替えが必要ですから、一人ひとりが日々の作業に追われながらも、常に改善に対する問題意識を持っています。ある製品の出荷量が前年比で約2倍に増加するという情報が入った際は、新設備の導入まで時間がないため、工程や既存設備の改善に取り組みました。すでに生産性を考えて設計されている設備ですから、大きな改善というよりは小さな改善を積み重ねていくしかありません。プレス加工を行うワーク(加工対象品)の給材タイミングを徹底的に見直し、0.94秒の加工短縮を実現するなど、それこそ1/100秒レベルでの改善を積み重ね、生産性の向上を実現しました。

 

「騒音」の軽減による作業現場の改善も

周辺地域への影響、作業者の精神的負担の面で大きな課題となっていた「騒音」については、「作業環境が改善されなければ、良い製品はできない」との思いから、これまで誰もやってこなかったチャレンジに取り組みました。作業現場の担当者などから知恵を借りながら、騒音発生個所の特定にはじまり、パイプを排出するタイミング、パイプを落とす高さ、パレットや専用台車の改良・開発などに着手。結果的に、外部機関の環境測定において騒音が軽減したという認定をいただき、現場からも「作業しやすくなった」という声があがって嬉しかったですね。トップメーカーであり続けるためには、今以上にやるべき課題はあると思いますが、上場を機に、各部門・各担当がこれまで以上に高い意識、目標を持って取り組んでいます。これまでの実績やノウハウを継承しながら、全員が一丸となって更なる高みをめざしていくつもりです。

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